省エネ改修事例 日本キャステム(株)

東日本大震災をきっかけに省エネの取組を本格実施、今後は防災面から地域貢献を!

事業所の概要

事業所名 日本キャステム(株)
主要事業 製造業
エネルギー
使用量※
約287 GJ(原油換算:約7KL)
エネルギー源 電気
CO2排出量※ 約11 tCO2

※立川商工会議所による省エネ診断報告書より

エネルギー使用についての現状や課題

東日本大震災による電力不足をきっかけに、"事業者としてできること"を考え、省エネに取り組む

東日本大震災による電力不足を経験し、省エネについて本格的に取り組みたいと考えるようになりました。立川商工会議所の省エネ診断を受けた理由は、コスト削減による経済的メリットの追求というよりも、原子力発電所の事故や放射線の問題にショックを受け、事業者としてできることがあるのではないかと感じたためです。当社は電気を使うことを前提とした電子機器の開発を行なっています。電気を使った便利な生活を維持しつつ、安心して暮らせる豊かな社会を残すためにはどうしたら良いか考え始めました。まず大切なのは明らかな無駄を排除することと、ちょっとした不便さを受け入れるような心掛けではないかと思います。

省エネ診断の結果、電気使用量全体のうち、約50%を空調、約24%を照明が占めていること等がわかりました。

省エネ診断後の取組とその結果

震災以降、本格的に省エネの取組を着手

東日本大震災、節電の取組を本格的に始めました。例えば、窓を開放しエアコンの稼働を減らす、フリーアドレスという特性を活かしなるべく1つのエリアに固まって仕事をする、サーキュレーターを使って室内空気を循環する等です。

大きな割合を占めるエアコンについては、オーナー所有であるため運用面を中心に進める

省エネ診断後、報告書のアドバイスに基づき、エアコンのメンテナンスを実施しました。室内機と室外機を丸1日かけて清掃しました。空調機器については、電気使用量の50%を占めますが、ビルオーナーの所有物であるため、更新ではなくメンテナンスや適切な温度設定等、運用面での取組を進めることとしました。

夏は、節電の影響もあって冷房を控えめにしたため、熱中症対策もあわせて実施しました。冬は、暖房温度を低めにし厚着を奨励しました。機械に頼り切らず、自分たちで工夫をし省エネに取り組んでいます。

省エネの取組により、電気使用量が前年比30%削減

東日本大震災以降、2011年4~11月の8ヶ月間の電気使用量は、前年比約30%の削減となりました。省エネの取組の効果が表れていると考えています。

日本キャステム(株)省エネ改修イメージ

省エネ診断・改修を受けての感想、今後の取組など

省エネ取組を継続するとともに、専門知識を活かした地域防災に取り組みたい

当社はテナント店であるため、特に設備更新面においてはできることが限定的ですが、今後もできることを検討・実施していきます。

安心して暮らせる社会のためにはエネルギー問題と共に災害対策が重要です。今回の震災で地域防災の重要性を痛感しました。当社は緊急地震速報機能付きラジオを製造しており、防災分野での一定の専門知識をもっています。この知識を活かし、まず最も身近なテナント同士や商店街の地域防災から取り組み始め、活動の輪を全国に広めたいと考えています。