省エネ改修事例 立川みなみルネッサンス

テナント店の変更にあわせ照明をLED化、今後の効果検証を経て他テナントに広げる!

事業所の概要

事業所名 (有)立川みなみルネッサンス
(対象施設:アレアレア2(多摩都市モノレ-ル立川南駅前))
主要事業 商業施設
(診断対象テナント店舗は、喫茶店からラジオ局へ変更)
エネルギー
使用量※
約255 GJ(原油換算:約7KL)
エネルギー源 電気
CO2排出量※ 約10 tCO2

※立川商工会議所による省エネ診断報告書より

エネルギー使用についての現状や課題

東日本大震災をきっかけとする電力制限への対応として、テナントの設備更新を実施

立川みなみルネッサンス省エネ改修イメージ

当社は、複数のテナント店が入った商業施設です。2011年夏、東日本大震災に起因する電力不足により、大口需要家に対する電力使用制限が発動されました。当社の施設に対しても15%の電力使用量の削減が求められました。

ちょうど同じ時期に、施設内テナント店の1つが、喫茶店からラジオ局へ変わることが予定されていました。この変更にあわせ、設備に関する省エネ対策を実施したいと考え、立川商工会議所の省エネ診断を受診しました。

省エネ診断の結果、喫茶店においては、電気使用量全体のうち約40%を照明、約35%を空調が占めるが分かりました。ラジオ局に変わることで数値が変動する可能性があるものの、今後もこの2つが大きな割合を占めると考えられます。

省エネ診断後の取組とその結果

省エネ効果とデザイン性を考慮し、天井照明をLEDへ更新

省エネ診断結果をふまえ、内装工事にあわせ、天井照明を更新しました。空調に関しては、機器のエネルギー効率が比較的良いことがわかったため、費用対効果を考え、更新を見送りました。

天井照明は、白熱灯主体からLEDへ更新しました。更新にあたっては、省エネ性能のほか、ラジオ局という「魅せる空間」としての照明デザインの観点も考慮しました。また、最近は多くのLED照明が市場に出回るようになり、そのことも更新するにあたっての後押しとなりました。

そのほか、商業施設全体の取組として、テナント店を対象とする店長会議を毎月開催しています。その際に、共用部の照明の間引き等、省エネへの取組への協力を要請しています。

更新効果の検証は今後予定、施設全体では15%削減の目標を達成

更新して間もないため、テナント店における改修効果は今後検証することになります。なお、商業施設全体としては、目標としていた前年比15%削減を達成しました。テナント店への協力要請や、共用部での省エネ取組が効果を発揮したと考えています。

省エネ診断・改修を受けての感想、今後の取組など

商業ビルでは、長寿命のLEDを採用することで省エネと交換コストを削減可能

一般的に、商業ビルにおける照明は、エネルギー消費量全体に占める割合が大きい上、交換作業が大変で手間もコストもかかるという問題を抱えています。今回導入したLEDは、寿命が長いため、省エネ効果だけでなく、交換コストの削減も期待できます。今回の取組で効果が出れば、他テナント店や共用部でもLED化を進めていきたいと考えています。

他テナント店に対しても普及していく

省エネやCO2削減の重要性は、テナントビル業界においても理解されています。しかし、初期投資に費用がかかるため、設備の導入・改修に踏み切れないオーナーが少なくありません。一方、入居する側のテナントにとっては、ランニングコストの削減や環境性能による付加価値は、ビルを選ぶ上でのポイントとなりえます。当社としては、立川で環境に配慮したテナントビルが増えるよう、同業者への宣伝・普及啓発を担いたいと考えております。